9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/17(土) 06:40:30.54 ID:ND0MDh2u0
「…………」
「…………」
しばらく、二人して黙りこけていた。
すると、志希が俺の目の前に香水を一壜置いた。
「……なんだよこれ」
「シャネルの五番。うがい用〜」
「うがい?」
「そーそー。パジャマにもなる優れもの」
口をもごもごと動かせば、相変わらずの不快感、しかし、脈拍は音を高める。
「問題です、くえすちょんわん」
「難しいのはナシだぜ」
「丸罰問題にしてあげる。志希ちゃんってば優しいんだ〜」
咀嚼。
「私、一ノ瀬志希は海外帰りの帰国子女なんだけど〜……」
咀嚼。
「欧米では清潔を保つ目的や、エチケットを理由に陰毛を剃っちゃう人が多いんだよね。特に女性」
咀嚼。
「まあ、志希ちゃんも向こうの生活が長かったからね。剃っちゃうんだ〜、邪魔だし」
咀嚼。
「シャワー浴びながらスパッ!ツルーン!みたいなカンジ。にゃはは〜♪」
咀…。
「で。このガレージに立ち入ることが許されているのは、私とプロデューサーだけだよね」
……。
「さて、問題です。その陰毛は志希ちゃんのものである。丸か罰か?」
薔薇のオーバードーズだなんて、聞こえは大変よろしいが……。
じじり、ぶぅーん、裸電球が低く唸った。
終
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