9: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/24(土) 13:45:41.68 ID:zV+SN6BF0
【ネルフ本部 初号機ケイジ】
冬月「やぁ、三年ぶりだね」
「ご無沙汰しております」
冬月「生活に不自由はないか? 困ったことがあれば、なんでも言うといい」
「お気遣い、ありがとうございます。すみません、夜更けに」
冬月「気にしなくていい。老人の朝は早いのでな、ちょうど起きようと思っていた。ところで、話は変わるが碇には、まだ何も言うつもりはないのか?」
「はい……その方があの人にとっても、私にとってもいいんです」
冬月「――しかし、君たちの息子はもう中学生になる。ユイくん自身が、死んでいると思われて平気なわけないだろう」
ユイ「シンジには……いずれ、対面することになります。あの子が、子供達が幸せに暮らせる世界。それこそが追い求める理想ですもの」
冬月「その為に、己を殺してもか」
ユイ「……この初号機も、そしてゼーレも実験材料でしかありません。先生には、ご迷惑をおかけしますが」
冬月「その顔には、君がまだ学生の頃から敵わんよ。碇には、これまで通り黙っておこう」
ユイ「ありがとうございます」
冬月「ユイくん、ひとつだけ確認してもいいかな?」
ユイ「はい?」
冬月「君の生物学者としての信条は、あの日、初号機に取りこまれてからサルベージされるまでに変化はあったのか?」
ユイ「なにも。昔から、いえ、志した時から変わってはいません」
冬月「そうか……それならばいい」
ユイ「先生もお元気で。シンジを、よろしくお願いします」
冬月「あぁ。君の息子について心配しなくていい。もっとも、EVAの中が一番安全だと知っているだろうがな」
ユイ「ふふっ、そうですね。では、失礼します」コツコツ
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