125:名無しNIPPER[saga]
2017/07/03(月) 19:36:35.62 ID:UxLmJa6qO
唐突に私は涙を流し始めた。
友の歌う詩の、黄金に執着するあまり天界に向かう階段さえも買おうとする女。
無い物ねだりの、哀れな女のイメージが、私の感情を一挙に単純化し方向づけていた。
私は、センチメンタルでぐちゃぐちゃの自分が許容され正当化されるのを感じ、自分の涙に甘い味すら感じ始めていた。
私はもう兄貴に会えない。
私の兄貴はもうギターを弾けない。
私と一緒に弾いてくれない。
私は涙を流し続けた。
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