【R-18】サーシャ「ニパさん起きて、お願いだから目を覚まして……」
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3:もーん ◆CB7w5rWLD6[saga]
2017/06/30(金) 20:36:37.51 ID:XAFoyGPN0



暗い病室で、彼女の手をいつまでも握っている私には祈ることしか出来なかった。。
時刻は真夜中、昨日から目を覚まさないニパさんは、今もすぅすぅと寝息を立てている。
窓から漏れる月明かりに照らされたニパさんの顔は、どことなくもう生きていないんじゃないかと錯覚するくらい静かで。
焦燥感だけが、私を今も苛めている。

それから数時間経っただろうか。ふと、ピクリと指が動いた気がした。

「ニパさん……? ニパ、さん?」

「んぁ……サーシャさん。 ……おはよう」

「あ、ぁ……おはようじゃないわよ! 良かった!! 目を覚ましてくれて……」

それだけで、たったそれだけのことで私は深い安堵の息を漏らした。

「サーシャ、さん……。みんなは、無事? 私ちゃんと、守れたかな……」

彼女はまだ寝ぼけ眼でそう質問した。

「えぇ、無事よ。ニパさん貴女のおかげで……。でもどうして、どうしてあんな無茶なことをしたの!」

「サーシャ、さん?」

「ニパさんのバカ! こんなにボロボロになって、もし貴女が帰ってこなかったら、私、わたし……」

「大丈夫だよサーシャさん。ほら、私頑丈だし。こんなのすぐ、」

「私のココロはニパさんみたいに頑丈じゃないのよ……?」

「……ごめん、なさい」

そこで、私たちは沈黙してしまった。何を言っていいか分からない私は逃げるように席を立つ。

「隊長に、ニパさんが目覚めたと報告してくるわ」

「うん。……あの、サーシャさん、その……ずっと看ていてくれて、ありがと」

私は背中に掛かるその言葉に

「今日の夜、私の部屋に来て頂戴」

それだけ言うと、彼女の何か言いたげな視線を無視して部屋を後にした。






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