163: ◆COErr5OWSM[saga]
2017/08/16(水) 20:21:51.02 ID:HS6H3VMn0
「うっわぁ」
なんてタイミングが悪い。オトハの家で遊んだ後、自宅へ向かう途中で土砂降りの雨に上半身を濡らされた。
確か夜の降水確率はかなり低かったはず。心の中で天気予報士に一喝する。
家まであと少しの距離だったが、
バッグの中身を守りきれそうになかったので止むを得ずコンビニで安っぽい傘を購入していく。
マンションの入り口でようやく一息つく。振り返り傘に着いた水滴を飛ばそうとしたが、
前方に人が立っていたので中断する。
体格や服装は後ろから照らされるエントランスの光でぼんやりと分かった。若い女性、だが様子がおかしい。
下を向いてその場から動こうとしない。なにより傘をささずに全身ずぶ濡れであることがかなり不気味だった。
しかしこのまま声をかけずに去るのもどうかと思った。彼女は屋根の下に入らず今も雨に打たれ続けている。
こちらに来て雨から逃れるよう促すために近づく途中でようやく気付いた。
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