ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」『サガフロ IF】
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911:予定より遅れて申し訳ない、今回はここまで次回は来週の土日予定[saga]
2022/06/12(日) 13:19:39.95 ID:CgjG6vk70

 聞き覚えのある声と共に、「べちゃ」という音が彼ら二人の背後からした。

 スライムである、[ユニコーン]形態に変身せず、上層から下層の二人を見兼ねて飛び降りてきたようだ


 迫り来る大海嘯を前にして二人を護る様に仁王立ち(?)をするゲル状生物に思わず「ば、馬鹿者!なぜ降りてきた」と
蒼き術士は声を荒げる、上層に居れば助かっただろうに…!お前1人来たところで津波をどうにかできる訳ないだろうと


 リュート「ハッ!?いや待てよ!そういうことか!?助かったぜ!!」

  ブルー「な、なに?どういうことだ…!!」


 モンスターの特性に詳しいリュートは全てを察した、安堵と困惑それぞれの表情を浮かべる男性二人を尻目にスライムは
突然膨張を始めたのである、これはモンスターが吸収した相手の細胞から遺伝子情報を読み取り変身する際の現象だ
 クーンの[マリーチ]形態やスライムの[ユニコーン]形態もこの過程を通してから成り代わるのだが…しかし



  スライム「ぶくぶくぶくぶ く ぶ く ぶ く ぶ く ぶ く ぶ くーっ! (`・ω・´)」ズモモモモモモモ


 
 姿形が変わらない、スライムのままで何処までも膨張し続けたのである…これではスライムというより[スライム大]だ
[タンザー]のスライムプールに居た巨大な個体を連想させる姿だが…

 あっと言う間に巨大化しかスライムが二人を護る様に大津波の前に立ち憚る、鋼鉄の柱を拉げ、機材を圧壊させた
恐るべき水圧の波が…!水の暴力が容赦なくスライムを飲み込んだァーーーーッ!!



――――――ズッッッッゴオオオオオォォォォォォォォ!!!




 べきべき、みしみし、あらゆる物を飲み込み圧し潰す音が辺りに響く…絶大な暴力の波に飲み込まれて尚
術士と無職の男は生きていた…いや、彼らは水圧に襲われることは無かった


  ブルー「こ、これは一体…」

 リュート「はははっ!サンダーのヤツも昔言ってたな[スライム]は…"水耐性"があるんだってな」


  ブルー「水耐性だと…?」



 幼い頃[ヨークランド]の沼で[クラーケン]に出くわした時、友達に居たモンスター種が
[メイルシュトローム]から身を挺して助けてくれたのをリュートは思い出した
 モンスターの変身能力の次第では凝視系の攻撃や水攻撃、果ては音波や精神異常に対しても耐性を持つ者がいるのだと


 スライム「(。-`ω-) ぶくっ!」キリッ


 波が過ぎ去った辺りでスライムは身を縮めて、元のサイズに戻ってから改めて一角獣へと変貌する、上空に避難して難を
逃れたクーン達も降りてきた、遅れて階段の方からフェイオン達が降って来るのも見える


 リュート「へへっ、ありがとな〜助かったぜ! こっからが俺達の反撃チャンスだ」

  ブルー「ああ、だが…奴を仕留めきれる程の一撃となると[ヴァーミリオンサンズ]でもやりきれるか」


 リュート「そのことだがよ、ブルー…お前さんに相談がある耳を貸せ」


  ブルー「何?」

 リュート「――――で、――――だから、――――できるか?」
  ブルー「―――――!!貴様馬鹿か!?可能だが…」


 リュート「できるんだな!?ならその作戦で行こうぜ!」

  ブルー「…はぁ、どうなっても知らんぞ」


 突拍子もない作戦を聞かされて彼は天井を見つめた、この戦闘で酷く傷ついたオンボロ工場の崩落しそうな天井を
術士は脆く壊れやすい箇所に目星をつけながら集まって来た仲間達に誘導を頼むのであった



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