ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」『サガフロ IF】
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続き土日、もしかしたら早いかもしれない
[saga]
2022/07/17(日) 06:43:48.44 ID:XJ4v8BTp0
ギャングスターは一言も発しなかった。握りこぶしを作ってただ打ち震えていた。…それから暫くの沈黙が続き、やがて
カバレロ「……足を洗えだと?また一からやり直せだと?…よくもまぁ簡単に言ってくれる」ハァ
項垂れて大きく息を吐いた。ネオン輝く無法土地の支配者は降参だと言わんばかりに手を上げる。
"城<ファクトリー>"も潰れて、[ボロ]での資源横領、政治屋相手の裏取引ももうできまい…年貢の納め時だろうな
成り上がったギャングは天を仰いだ、[スクラップ]の夜天光はいっそ忌々しい程に瞬いてた
【双子が旅立って11日目 午後 20時17分 [スクラップ]】
―――
――
―
発着場の自動ドアが開かれて湿気を含んだ何処か黴臭さのある風が鼻腔を掠めた、まだ1日も経過していないのに
この空気と雑踏、喧騒…それに[スクラップ]とは違ったいやらしさのあるネオンの光が妙に懐かしく思えたのは
砂埃と暑さに苛まれる土地に居た所為か
術士一行は[クーロン]に帰ってきた。ただ一名を除いて
エミリア「えーっ!?じゃあリュートってば[ヨークランド]に帰っちゃったの!?」
ブルー「まぁな、帰ったと言ってもアイツは俺達が[ディスペア]に潜入する前には帰ると言ったがな」
アニー「しっかし、カバレロもなんだかんだで人望あったのね、部下がこぞって付き合うなんてさ〜」
術士は発着場での出来事を思い起こす…。弦楽器を背負ったニートが[クーロン]までカバレロ一味を全員連れてきて
それから次の様に発言したのであった…。
-リュート『つーわけで、俺ちょっくらカバレロ達を連れて[ヨークランド]に里帰りするわ』-
-ブルー『放って置けばよかろうに、そんなならず者集団など…』-
-リュート『冷てぇこと言うなってカバレロ一味もちゃんと心を入れ替えて真面目に働くってきっと!』-
-メイレン『貴方も変な所で真面目よね、仕事探しを手伝うってアレ本当にやるんだから』-
-リュート『へへっ、あれから機内でも一人一人になにやりてぇんだ?とか趣味や特技を聞いたんだ』-
-リュート『したら「あれ?コイツ等農業とか得意なんじゃね?」って思ったからよ、地元の知り合いの伝手を使うさ』-
このニートは不思議な事に"気づけば身の上話やらなんやらを語ってしまう奇妙な魅力があった"、故にギャング一味から
話を聞いて、暑い風土の[スクラップ]生まれ特有のど根性や、なんやかんやで荒事ができるくらいに力仕事にも自信があり
[鋼の傭兵団]に乗って操縦できて工場機材の稼働に精通することからトラクター等の農作機械も教えれば割とできそうで
もっと言えばカバレロファミリーの構成員の大半が"メカ"と例のジャンク屋の蜥蜴含めた"モンスター"種で色んな意味で
[ヨークランド]という土地は人種問わずで農業のノウハウを学ばせるのには適した土地なのだ…
人種、経歴に対して偏見的な物の見かたは無いだろうし色々考えた結果が地元の顔が利く農家に
彼らを紹介してみようという話に纏まったのである
[沼地]などの水源も近く、田畑が多い所為で勘違いされがちだが時期によっては相当に暑い土地だ、乾燥した風が吹く
そこより暑い土地柄で育った彼らにとっては涼風と呼べる程度で、根性もあるとくればやり切れる筈だ
ある程度仕事を覚えたら[スクラップ]の土壌でも育つ作物の種、…例えば開拓時代の某国を代表するジャガイモなんかだ
そういった物で一からやり直させるのも悪くはない、心をちゃんと入れ替えているのなら最悪そのまま[ヨークランド]で
受け入れて貰える可能性もあるかもしれん…
エミリア「…ふぅん、すぐ戻って来るとはいえ賑やか担当がいなくなるとちょっと寂しいわね」
ブルー「なに直ぐに戻って来る、彼奴は母親に遭ったら殴られると言っていたからな遭遇する前に来るさ」
アニー「まっ、そうだよねぇ…リュートだもん」
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