ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」『サガフロ IF】
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927:次回は次の土日か早ければ水曜日[saga]
2022/07/31(日) 23:17:13.45 ID:69/vRtt50

【双子が旅立って12日目 午後14時27分 [クーロン]】


   ブルー「…これがその指輪か?」

   クーン「そうだよ、えへへ〜!ブルー前から指輪の兄弟たちを見てみたいって言ってたけど、どう?どう?」

   ブルー「ふむ、確かに一つ一つには奇妙な魔力が宿っているがコレで願いが叶うとは思えんな…」



 祖国に伝わる古い御伽話、魔法の指輪を集めた賢王が[マジックキングダム]の国民を更により良い暮らしと豊かな富を
享受できるように"天国"への門を開き、多くの人々が楽園で夢の様な生活をできるようになった…という主旨の伝承がある

 御伽話と謳われる程の昔話は史実の中で本当にあった出来事を子供向けに簡略化した話として次世代へ伝え聞かせたり
あるいは長い歴史の中で伝言ゲームの要領で途中から間違った伝播のされ方をした語りだったり…
何れにせよ元となったネタが何かしらある筈なのだ


 自分が生まれ育った故郷、自分を育ててくれた祖国、御国の為に命を投げ捨てる覚悟の術士だ


 愛国心から"そういう事柄"には興味関心はある。


 緑の獣っ子から集めた指輪を観させてもらったが…正直なトコロやはり単なる作り話だったか、と彼は落胆した
確かに奇妙な魔力は宿っている、天に掲げれば認識阻害の効果や大人数を溢れんばかりの生命力で治癒することもできる
 それは認めるが…それだけのマジックアイテムに過ぎない


 とてもじゃないが何でも望みが叶うなんて出来過ぎた代物とまでは行かない、と彼は判断したのであった…




 ………ブルーの評価は間違っていない。


 個々の指輪は単なる"核<コア>"となる部位の力を増幅させるオプションに過ぎないのだから、一番の大本命つまり…
"核<コア>"となる大事な指輪を一目でも鑑定できる機会があればブルーの評価は180度裏返った事だろう






 指輪の兄弟の中で最も重要な指輪にして、最大の厄介者…メイレンが隠し持っている"黒の指輪"の存在さえ知っていれば




 カラン、カラン…!



 臨時休業中の札を掛けてある筈のイタ飯屋の扉が開かれた、カバレロ一味を地元の知り合いに預けてきた無職の男が
戻って来たのだろうと踏んで術士は入口の方を振り向く


 ブルー「―――やっと帰ってきたかリュー…トぉ!?」ビクッ


 手にしていた指輪をテーブルの上に置き、彼は振り返った…するとどうだ、そこには想像していた顔とは違った人物が
…否、それ以前に見た目が違った

 座ったままの姿勢と言えども振り向いた彼の視界に入ったのは立派な胸筋と腹筋、肌の色は真っ赤
少し首を下に向ければ靴も履かない剥き出しのゴツイ脚と鋭い爪を覗かせる爪先、上に向ければ厳つい顔した鬼の顔がある


  サンダー「えっ、ええっと…ど、どうも、オレ、サンダーって言うんだ。」オドオド


 図体とは裏腹にやけにオドオドした感じの[オーガ]種のモンスターが口を開いた、そんな巨漢の背後からひょっこりと
弦楽器を背負った無職が「よう!ブルー今帰ったぜ!!」と陽気な声で言いながら出てきた


   ブルー「お、おいリュート!!なんだコイツは!?」

  リュート「ああ、そうだった…なぁブルー、どうだろう?俺の弟分でサンダーっていうんだ」

  リュート「一緒に連れてってもらえないか?」


 帰ってきて早々にこの男はそんなことを言い出したのである。


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