ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」『サガフロ IF】
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932:次回は土日予定、早まる場合もあり[saga]
2022/08/08(月) 22:49:43.76 ID:a0fbJpcP0
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    アニー「ふぅ…さっきのは焦ったわ、よ、っと!」ヌギヌギ


 監獄内部に入り込んだ一行は作業着を脱ぎ、動きやすい普段着へと直ぐに着替える

 この刑務所の"常連客"だったアニーは所長が現れた時、心臓が飛び出すかと思った…冤罪で囚われたエミリアを
グラサン上司からの命令でライザと共に救出しに来たのはまだ半年も経っちゃいない割と最近の出来事であった
 [解放のルーン]が刻まれた巨石に触れて晴れて放免となった瞬間もあの道楽所長に顔を見られていた筈だ…
だから反射的に背を向けて顔を見られない様にもしたが、人数の多さとサンダーの巨体の影に居たのが功を成したのか?


怪しまれない程度には適当に電装関連の修理と配管の整備の方をしておいた、"ガワ"だけはそれっぽく見える雑な整備だが
わざわざ裏の流通ルートからアニーが時間を掛けて仕入れてきただけの事はある
 修理工の知識なんぞ空っきしの素人集団でもある程度は誤魔化しが利く位には修繕できる万能キットだったな


    メイレン「ええ、ヒヤッとしたわね…じゃあ道中の案内お願いするわよ」

     アニー「OK。そっちは"刑期100万年の男"に用があるんだったわね…」

     アニー「あたしもどんな奴か知らないけど場所に心当たりならあるわ」


 刑期100万年の男、どんな罪状で捕まったのかは知らないがその囚人は顔も年齢も何もかもが不明で、ただ一つだけ
[ディスペア]の最奥にある独房が彼の"塒<ねぐら>"であるとされている、あくまでも噂の域だが
 エミリア救出作戦時にルーファスから叩き込まれた地図の間取りやその他事前情報から照らし合わせると
やはりその謎に包まれた区画しか候補が残らなくなるので間違いないだろう


    ブルー「…おい、その囚人とやらも良いが俺の方の依頼は忘れてないだろうな?」ジトーッ

    アニー「ああっ、もうっ!わかってるわよ!忘れてないから!巨石の方でしょ!!…近い方から先に行くのよ」


 同じ刑務所で方やとある囚人に、方や刑務所内にある特別な巨石に、目的別の依頼人がそれぞれに居るのだ
ガイドしてやるのは構わないが生憎と黄金髪の女は分身の術なんて器用なモンは使えない
どの道[ディスペア]内部を歩き回るのだからまずは道中でクーン一行を目的の場所まで連れて行ってその後、ブルーを
ルーンの刻まれた石へと案内する手順だ

 ここまで[解放のルーン]の為だけに何日もお預けを喰らった蒼き魔術師からすれば逸る気持ちもあるがグッと飲み込む
リージョン界の凶悪犯罪者が繋がれる施設だ、下手に単独で動くよりは勝手知ったる者達と共に歩むが吉、と理性で抑える


 階段を下り、長い梯子を下りてきた所でアニーが先頭に立ち「こっちよ。」と先導を始める、彼女に倣い太いパイプ管に
繋がっている梯子を昇り始める一行…しかし…


  リュート「ととっ…!?やべっ、着替えに手間取ってたら皆先に行っちまってらぁ!?」タタタッ

  リュート「……あり?あいつ等どっちに言ったんだ?」キョロキョロ


  サンダー「アニキーーーっ!置いてかないでくれぇ〜!」ドタバタ



―――――ドンッ!!


  リュート「おわっ!?サンダーばっかお前押すな!?」ワタワタ


 後ろから走って来た赤い巨体に押されて体勢を崩したリュートはそのままサンダーと縺れる様に転がりその先は―――




  ダストシュート『 「燃えるゴミは火・水」 』ドォーン!



 廃棄ゴミを捨てるためのダストシュートだァァッッ!!!転がる二人はそのままダストシュートから下層のゴミ捨て場に
あわや真っ逆さまに落ちていくゥ!!!


  リュート&サンダー「うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」


 実に間抜けな話だが、こんなそんなで早速一行から逸れメンバーが出てしまったのであった…人数の多さ故か
パイプ管から入って行った魔術師一行もクーン一行もこれに気が付いていないという…


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