モバP「アイドルをオモチャにするクスリ 心・響子編」
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◆FreegeF7ndth
[saga]
2017/07/15(土) 18:17:09.20 ID:7VfU3ezmo
志希や心などの問題児(そのくせ数字は出しているから切るに切れない)を抱えて、
俺はプロデューサーという仕事に疲れていた。
そこで響子と話したり、お茶や食事をともにすると安心して、
うっかりすると響子に甘えてしまうようになった。
そんな関係が続いたある時、ブライダル関係の仕事で見事なウェディングドレス姿を見せた響子に、
俺は『どんなワガママでも何か一つだけ聞こう』と申し出た。
「なんでも……ですか。では……」
響子には世話になってばかり……という負い目を、軽くしたかった。
それでつい勢い良く『どんなワガママでも〜』と言った。
できた性格の響子なら無茶は言わない――はずだった。
だが俺の見通しは甘かった。
「……私を抱いてください。はぁとさんみたいに」
不意打ちに思考が凍る。どうして、それを響子が知っている?
響子に、何も返事できない。
響子は俺を責めるでもなく、驚いた様子さえうかがわせずに俺を見つめ、語る。
「私、思うんです。自分の今の年齢について……良いこともあれば、悪いこともあるって。
年少さんからは『お姉ちゃん』と慕われて、大人の方からは『若いわねぇ』って言われて、
だから『お嫁さん』役も、『お姉ちゃん』役も、『娘』役もできて……都合がいいですよね。
でもその都合のよさは、アイドルとしての……プロデューサーさんがプロデュースしてくれる限りの話、なんです」
響子は「おはようございます!」の響きに挨拶以上の力を上乗せしていたように、
ただの言葉にそれ以上のメッセージ――ここからの話は、アイドルとしてではない――を上乗せする。
「もし私が、例えばレナさんの真似をして大人びた雰囲気を出そうとしても、
あなたは背伸びしてるとしか見ないでしょう。
もし私が、例えばこずえちゃんの真似をして擦り寄って甘えようとしても、
あなたは子供じゃないんだからといって押し返すでしょう。
私はどっちつかずなんです」
響子が俺に腕を回してくる。
ほどかなければ、戻れなくなるとわかった。
だが、ほどいてどうなるというのだろう。
「大人には、いつかなれます。でも、さっきわかってしまいました。
私はやっぱり、自分が大人になるまで待っていられない」
響子は既に、俺と心の関係を知っている。
「今から私は……大人にとっては体面のせいで、子供にとっては未知のせいで、できないことをします」
本来は守るべきアイドルという体面を、響子は無造作にかなぐり捨てた。
かなぐり捨てた素の響子は、それでもスカウトしたあの朝より綺麗だった。
「もう一度言います……私を、抱いてください」
響子はノーガードで俺の懐に肉薄してきた。
響子は既に知っていたようだ――俺が響子を受け止め要求を呑むほかないという状況を。
けれど響子は知らなかったようだ――俺がいかにして心を抱いたかという手段を。
そして志希のクスリのもう一瓶を、その時の俺が隠し持っていたということを。
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