984: ◆MQKemQ7EZz9R[saga]
2019/08/03(土) 21:37:23.33 ID:4yDqSajC0
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-epilogue-
ある年の、ある暑い日――――
「暑いにゃぁ…」
「あはは、本当だねぇ…」
少女二人が見渡す限り大自然の原っぱで背を大地に預け、ゆっくりと山峰にその身を隠そうとするオレンジの光を眺めていた
「それでもパパの別荘地は都心よりは比較的に涼しいでしょ?」スタスタ
「あっ、真姫ちゃんもうすぐ御飯の時間?」
「まだよ白米が炊けるのはもう少しだから待ちなさい、…それにしても人生何があるかわからないものね」
「そうだよねぇ〜、あのあとあの順位ならラブライブ本選に出れそうだったけど、ことりちゃんが実は留学するって話しになって」
「そのドタバタで結局、出場は見送りになったけど、凛はあの時の穂乃果ちゃんと同じ気持ちにゃ、9人居てこそμ'sだもん」
「ふふ、今となってはそれも良い思い出だよねっ」クスッ
「そうね…そして、こうやって9人集まってまたライブをやるなんて何度も言うけど人生何があるかわからないわね」
「おーい!みんな!」
「噂をすればかしら?」
「えー?何々、何の話?」
「今、丁度貴女とことりの事を話してたのよ、それで息を切らしてそっちは何の話があるのかしら?」
「うん!あのねあのね!流しそうめんの滑り台できたんだってさっ!」
「本当!?あの…白米は?」
「お米もここから帰るまでの時間でできるんじゃないかな?」
「今すぐ帰りましょう!」スクッ!
「えぇー、かよちん、練習後で汗もかいちゃったから少し休みながら綺麗な夕焼けみようって…」
「別に私達が急いでもお米が炊けるスピードが変わる訳じゃ」
「 帰 り ま し ょ う !! 」
「…あ、あはは…だってさ」
「イミワカンナイ!」
「凛はそんなかよちんも大好きにゃー」
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