139:駆除屋さん
2017/08/17(木) 16:36:05.25 ID:mP1sgcvpO
唐突にガシャンと音がした。
後ろを見るとアライさんが車椅子に乗ったまま倒れていた。
恐らく、我が子の惨劇を見たくないのだろう。
それとも殺さないでと、命乞いでもするつもりなのか。
「子供達を解放してほしいのだ...。もう何も悪さをしないのだ...お願いなのだ...。自分はどうなってもいいから、子供達にはこれ以上ひどいことしないでほしいのだ...」
ブツブツと言っている。
顔は見えないが、涙でグシャグシャだろう。
住人は表情には出さなかったがとても驚いた。
アライさんは母性本能は強いが、自分勝手で、子供を見捨てる親もいるという。
自分の子供をここまで愛する個体は珍しい。
おそらく過去に何かあったのだろう。
住人は考えた。
今ここでアライさんを殺し、恐怖で震えているアライちゃんに親の無残な死骸見せつけてもほぼ同じリアクションをするだろう。
それでは面白くない。
.....では、逆は?
答えが決まったようだ。
住人は、顔が歪むほど気味の悪い笑みを浮かべた。
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