魔王「勇者共よ、貴様らには魔の子を孕んでもらう」
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500: ◆1ysUccrJmGua[saga]
2017/12/05(火) 22:04:35.47 ID:Vtd4y3JQ0
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女勇者(もうすぐ、静謐の弓張月……)
女勇者「…………」
女戦士「あーあ、酷い目にあっ…… ん?どうしたよ、月なんか見上げて?」
女勇者「え?あ、僕月見てた?」
女戦士「ガッツリ見てたぞ?どうしたよ」
女勇者「……ちょっと、考え事」
女戦士「月を見上げて考え事ぉ?お前そんな乙女チックなキャラだったか?」
女勇者「乙女チックじゃないけど月を見ながら考え事は良くしてたよ。魔王城を目指す旅の最中とかさ」
女戦士 「……俺もそうだったな。最初は俺とお前の二人だけだったから夜は交代で見張りをしてた」
女勇者「うん、仲間が4人になるまでは一人ずつ交代でさ。月を見ながらいろんなことを考えてた」
女戦士「魔王を倒せるのか、魔王を倒したらどうしようか、とかな……」
女勇者「さすがに魔王と一緒に暮らすことになったたどうしようとかは考えてなかったよね」
女戦士「だな……」
女勇者「……ねぇ?」
女戦士「ん?」
女勇者「僕たち、これでいいのかな……?魔王を倒すどころか、その……」
女戦士「さぁて、な…… 世間さまが求める勇者ご一行としてはダメだろうな」
女勇者「そう、だよね……」
女戦士「……でもよ」
女勇者「でも……?」
女戦士「別にこういうパターンでもいいんじゃねぇの?何も魔王を倒すことだけが平和への道!ってわけじゃねぇだろうし」
女勇者「え?」
女戦士「前にお前自身が言ってたじゃねーか。魔王を懐柔しようとしてるだけ、寧ろ懐いてるのは魔王の方だってよ」
女勇者「あー…… 言ったかも」
女戦士「それに昔からよく言われてるだろ?愛は世界を救うってな。お前の愛で魔王を懐くどころか虜にして世界を平和にしちまえよ!」
女勇者「あははっ、なにそれぇ……」
女戦士「愛こそが英雄になるための条件だって話も聞くしな。いいじゃねぇか、愛で世界を救った勇者様ってのも」
女勇者「うん、それいいね!いいよ!あははっ、はは…… あーあ、そっか、このままで もいいんだね……」
女戦士「相手をぶっ殺すために剣の腕を鍛えてきた俺らは何だったんだって話だけどな」
女勇者「そーだね…… ねぇ、そう言う君も最近チラチラと月の様子見てたみたいだけど?」
女戦士「へ?ああ、いや俺は月光剣の練習でもしようかなと思ってよ…… いい感じに月が出てねぇかなって」
女勇者「……ふふ、あーやしー」
女戦士「そ、それ以上でもそれ以下でもねぇよ!!じゃあな!まったく、心配して損したぜ……」
女勇者「うん、おやすみ〜」
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