【がっこうぐらし】安価ぐらしDAY1【生き延びよう!】
1- 20
172: ◆JIAuvu1PvIJ6[saga]
2017/08/14(月) 23:21:26.85 ID:yu9S+o2CO
アリス「ん、良いよ」

スコップの子の視線だけが私へと向いたのを感じたけれど
それに目を向けることなく、私は慈と一緒に仮眠室を出て、教室へと向かう

慈「恵飛須沢さんについて、話しておこうと思って」

アリス「本人を置いて話しても平気な事なの?」

慈「アリスさんは思慮深い人だって、分かってるから」

慈は信頼を置いていると言った笑みを浮かべて見せたけれど
私は別に、そんな思慮深いわけじゃない
私の勝手な言動がたまたまそんな方向へと動いているだけで……
そもそも、私は慈よりも
下手をしたら現高校生よりも頭が悪い可能性だってあるのに

アリス「!」

ガラリと扉が開いた音がして前を向くと 教室へと入った慈が手招きをしていて
大人しく後に続いて教室の中へと入る
いけない、いつもの余裕が薄れてるわ……

慈「恵飛須沢さんは最初、部活のOBの先輩を連れてきたの」

アリス「……それだけで嫌な予感がするんだけど」

慈「ええ、そう。私と若狭さん。それと丈槍さんは屋上の出入り口まで来たゾンビを押しとどめるのに必死で、手が回せなかった」

慈は辛そうに語る。 罪悪感の滲む表情で語る
それはきっと、生徒の誰にも見せられない表情だ
恵飛須沢胡桃は、自らが想いを抱いた先輩を自らの手で殺したのだという
すぐそばにあったスコップで頭を殴り、ただただ追い込まれ過ぎたがゆえの無感情、無意識なままに
見るも無残に、残虐な殺し方をしてしまったという

なるほどと。思った
そんな体験をしたのだから、有象無象のゾンビと戦うことだってできるだろう
戦力にならない帽子の子、戦力と呼ぶには少しばかり不十分な園芸部
失うわけにはいかなくて、戦って貰うわけにはいかない慈

アリス「自分がやらなくちゃいけない……か。君はそれでいいと思っては、いないのね……」

慈は自分の腕を抱きしめるようにしながら、首を振る
それはそうだ、あの慈が平然としていられるわけがない
自分が年長者なのに、トラウマになってもおかしくない経験をした生徒に戦いを任せてしまっていること
そんなことがありながら、普段通りという時点で慈もおかしかったのだ


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
643Res/380.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice