【がっこうぐらし】安価ぐらしDAY1【生き延びよう!】
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◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]
2017/08/17(木) 18:31:22.35 ID:rdiRIVoGO
ふぅ……と、沈み込み始めた空気を払拭するようにため息をつく
起きた時からそうだけど、慈はずっと複雑な表情のままで
私はと言えば、なんだか良く分からない感じで。
どうせならば慈先生(呼ぶと怒る)に悩みでも聞いてもらおうかと
ちらりと目を向けると、視線が交わった
慈「……まだ言い訳があるの?」
アリス「言い訳? 私が言ったのはあくまで私の行動理由だよ。自分自身の正否を紛らわそうとしたつもりはないわ」
戻りそうな会話を区切るためにはっきりと告げておいて
そうじゃなくてね。と、先手を打つ
アリス「私は正直死んでもいいと思ったのよ。だから君にもちゃんと別れを告げたつもりだったんだ」
慈「…………」
ふざけないで。そう言いたげな慈に、ほほ笑みを傾ける
あまりにも予想通りな反応過ぎて、逆に面白かったから
アリス「でもなぜかしらね。君の顔を見れて良かったと心から思うの」
慈「え?」
アリス「君が生きているのは当たり前なの。だからね、安心したとかそう言うものではないはずなんだけど」
体がそうなのかもしれない
けれど、精神的にというべきか……心が少しだけ、温まった気がするのだ
真冬の冷え切った体にココアを流し込むかのような
そう言う、アレな感じ
アリス「君は先生でしょ? そういうの、分からないかな」
慈「心理学を専攻していたわけじゃないから……」
アリス「そっか」
慈「でも……それはきっとアリスさんが生きていたかったからだと思うわ」
私が……生きていたかった?
死んでもいいと思っていたのに
これで終わるのも構わないと自分で自分を動かしていたはずなのに
アリス「まるで支離滅裂じゃない」
私が言うと、慈はどこか嬉しそうにほほ笑む
慈「でも、そっか。私の顔が見れて……なのね。ふふっ、なんだか嬉しいわ」
アリス「……否定はしないよ。否定するのは何か、もっと支離滅裂になりそうだから」
彼女の茶化すような笑みにむけて、私は肯定する
より明確に言えば、私は君の笑みを見れてよかったと思う
トゥルーエンドとハッピーエンド。もしかしたらそう言う類の心境なのかもしれない
慈「でも本当に止めてね? 私……アリスさんまで居なくなってしまうのは嫌だから」
アリス「そうね……」
ちらりと、傷を見る。まだ同類になる様子はない”彼ら”による傷
アリス「場合によるわ。こんな世界だから……居なくならない約束なんて出来やしない」
慈「……出来る限り、お願い」
祈るような彼女の声
私の選択した言葉は間違いだった。約束すると言ってあげるべきだった。そんな気がする
これは後悔しているということなのかな
なんでかな……少し、自分が複雑になってしまった気がする
面倒くさい、自分のことで考えないといけないなんて……
アリス「そうね、出来る限りはね」
だからとりあえず答えておく
そこで見られた彼女の不満半分な表情が、なぜだか印象に残った
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