【がっこうぐらし】安価ぐらしDAY1【生き延びよう!】
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463: ◆JIAuvu1PvIJ6[saga]
2017/08/26(土) 16:40:17.79 ID:c6fYx1rK0
【学校について】


アリス「ねぇ、慈。疑問があるのだけど」

そう言って切り出したのは、この学校のこと
在学中にも気にはなったけれど、気にすることでもないと切り離していたこと
今思えば(どうせ答えてもらえないにしても)聞いておけば良かったと少しばかり後悔する


――学校の設備が整いすぎているのは、なぜなのか。と


この学校が避難所とされているのなら、そう言う事態が起こった際に
断水や停電等が起こらないようにと対策を積み込んだといわれればそれまでかもしれないけれど
この巡ヶ丘でそんな対応に重きを置くような大規模な災害があった記憶はない(隠滅なら別だけれど)

アリス「君も教師になったのだから、何か知っているんじゃないかなと思って」

慈「…………」

アリス「別に沈黙の全てが肯定などと意地悪を言うつもりは無いけれど。その表情、その沈黙は肯定と取って問題ないかしら」

意地悪するわけでもなく、単に”知っている”と感じた私の問いかけに、慈はビクリと体を震わせて、俯く
何かを知っていると判断するには不十分だけれど、何も知らないというには物足りない仕草
知らないのなら知らないでいい。知っていても知らないのなら知らないでいい
知っているのなら、知っているでいい。私は別に、慈を責めるつもりなど微塵も無いのだから

たとえこの学校が今のような状況に対する保険であるのだとしても、その責は慈には無い
そうしたのも、そうさせたのも、慈では無いからだ

アリス「……そっか、それならそれでも良いわ」

長引く沈黙に向けて、私は小さく切り込みを入れる
言葉以上の意味なんて無かった、何も無かった
けれど、慈は私の服の裾を抓むと、「待って」と、顔を上げた

アリス「なにかあるの?」

慈「私も何か知ってるわけじゃないの。でも、アリスさんが言うように、明らかにこの学校は何かを想定して作られてる」

そう切り出した慈は服を手放して祈るように手を握り合うと、
覚悟を決めたばかりの、不安がまだ残る表情を浮かべる

慈「実は……非常事態があったときだけ開封を許される資料があるの」

アリス「非常事態のみ……?」

慈「そう。それが今職員室にある……はずなの」


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