3:名無しNIPPER[saga]
2017/08/18(金) 11:41:25.35 ID:aBsTdH2G0
仕事が終わり、帰宅した男は絶句した。家の中が荒らされていたのである。
居間や寝室はもちろんの事、台所の冷蔵庫までひっかき回されている。テレビもつけっ放しでおまけに犯人は土足で上がりこんだのか、
泥のついた足跡らしきものが無数に残っていた。男は動揺しながら110番通報をする。
警察とのやり取りを終え、少し経つと警官がやってきた。
警官「大変な目に遭われましたねえ。お怪我が無くてなによりです…犯人と鉢合わせするケースもありますんでね。
ではお部屋の中を拝見させて下さいね」
警官はしばらく部屋を眺めていたが、一人でうなずいて納得した様な仕草をみせるとこう言った。
警官「これは人間の仕業ではなくてアライさんですねえ」
男「アライさんってあの?何故です?」
警官「この足跡、人間の大人のものより小さいでしょ?」
最初は動揺して気が付かなかったが、言われてみればかなり小さい足跡だ。
男「子供や小柄な大人の可能性もありますが」
警官「それだけじゃありません。足跡の横に何か別のものがありませんか?」
男「なにか…引きずった様な跡がありますね」
警官「それはアライさんの子供が這った跡ですね。それにここ。冷蔵庫のドアに引っ掻いたキズが沢山ありますよね。
それもアライさんの特徴です。一応人間のセンで指紋なども調べさせてもらいますが、九割九分アライさんの仕業ですよ」
警官「ここ最近になって農作物だけじゃなくて空き巣まがいの被害も増えてるんですよ。金目の物を取ったりはしないですが、
こういう風に食べ物や調味料をアライさんの子供がぶちまけるんで家具や壁紙への被害がひどく出てますね」
295Res/235.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20