53:名無しNIPPER[saga]
2017/08/25(金) 18:21:53.94 ID:bgrPOq3G0
休憩した後、男の罠へ戻ると罠の中にアライさんが一匹、外にアライちゃんが二匹いた。前回と逆のパターンだ。
アライちゃんはどちらも四つん這いで動くタイプで、アライさんを心配そうに見ている。
おじさん「ああいうアライちゃんを連れている場合、近くにアライさんの巣穴がある事が多いですよ。あの状態じゃあまり遠くまで行けませんから」
男「なるほど。もしかしたら巣穴に残してきたアライちゃんがいるかもしれませんね。ところで私はアライさんを一匹捕まえられれば十分なので、
良かったらアライちゃんの方はお譲りしますが」
男は一瞬、これは譲渡に当たるのでは?と思ったが一緒に捕まえた(まだ捕まえてはいないが)獲物を分け合うだけなので関係無いだろうと納得した。
おじさん「いいんですか?では遠慮無く」
おじさんは丈夫そうな袋を取り出すと罠へ向かった。男も後を付いていく。
アライさん「人間なのだ。この箱から出られないのだぁ。お前達、アライさんを助けるのだあ」
いい加減この反応も飽きてきたな。おじさんはアライちゃんを掴むと二匹とも袋に放り入れ、素早く袋の口を閉じた。
アライさん「ちび達に何をするのだあ!はなすのだあ!」
そしてお決まりのセリフだ。
―――――――――――――――
男は車に戻り、罠を積み込むとおじさんにも車に乗ってもらい彼の車まで送った。
おじさん「今日はとても助かりました」
男「こちらこそ。色々と教えて頂きありがとうございます」
おじさん「この後もし時間があったらお近づきの印にウチにどうです?コレでちょっと面白いものがありますよ」
おじさんはアライちゃんが入っている袋をブラブラさせて言う。面白いものと言ったらもうアレの事しか無いが…
他人がアライちゃんに何をするのか興味があったので招待される事にする。
おじさんの車に30分ほど着いていくと山に続く細い道路に入った。おじさんの車が停止し彼が出てくると、道を封鎖していたチェーンを取り外しまた車に戻る。
この一帯はおじさんの私有地なのだろうか。少し考えているとひらけた場所に出た。
そこにはトタン屋根の簡素な平屋の建物があった。おじさんはウチと言ったが居住を目的とした建物には見えない。さっき言ってた作業場だろう。
おじさんが車を停めて出てきたので男も並べて停車させる。
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