吸血鬼は長い余暇に冒険者に愛されることを望む【安価】
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名無しNIPPER
[saga]
2017/08/30(水) 08:08:53.94 ID:aIb1KMKVO
「うぉぉぉぉぉ!!」
彼の持つ剣が緋色に輝くと、影の盾を切り裂いていく。
「…………それで?」
だが、奥に鎮座する吸血鬼の人差し指の爪に剣は止められる。
キシキシと、爪と剣がこすれ合い火花が散る。
だが、それでも吸血鬼は退屈さを拭えない。
「はああっ!」
その隙を逃さず、彼の手が呪文が刻まれたスクロールを吸血鬼にかざす。
「………………なるほど」
魔術や物理的な外傷は不死の吸血鬼には効果が薄い。
それ故に、彼が奥の手として使用したのは強力な呪いを内包したスクロールを吸血鬼にぶつけた。
……動かなくなった吸血鬼に対し、冒険者は剣を収める。
(レジスト……しなくては……)
千年を生きてきた吸血鬼は、生半可ではない精神力で持って呪いをレジストしようとする……だが。
(……まあ……退屈に骨を埋めるよりは……良いかもしれない……)
そうして、吸血鬼は呪いを受け入れる。
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