長門「ふにゃぁ〜……」グデー 提督「……本当に下戸なんだな」
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939:名無しNIPPER[saga]
2018/11/21(水) 13:11:18.36 ID:lA5sCFpr0


イントレピッド「……!!」

提督「……」

赤城「……」フラフラ ズルズル

加賀「て、提督……!!」

提督(確か、イントレピッドと言ったか。俺は間一髪のところで彼女の腕を掴んで銃口を明後日の方向へ向けさせることに成功した)

提督(赤城は放心状態で後ずさり、壁にもたれかかるとそのまま座り込んでしまった。目を見開いて虚空を見つめている)

提督(赤城を庇うように前に踏み出していた加賀がかすれた声で俺を呼ぶ。赤城よりましだが、似たような状態だ)

提督(上を向いたイントレピッドの手に握られたコルト・ガバメントの銃口からは硝煙が一筋立ち上っている)

提督(彼女と一緒に居たアメリカの空母娘たちが絶句していた。だが、何より発砲した彼女自身が一番驚いているようだった)

提督(ついかっとなって衝動的に撃ってしまったのだろう。彼女が喪ってしまったものを考えれば仕方のないことだ)

提督(だからかもう少しで加賀と赤城が撃たれるところだったというのにイントレピッドへの怒りや憤りを感じなかった。あるのはただ己に対する激情だ)

提督「……すまなかった。今回の件は赤城と加賀には何の責任もない。指揮官たる私の責任だ」

提督「だから責めるのなら俺を責めてくれ。どう謝罪しても償いきれるものではないが、俺にできることならなんでもする。どうされたって構わない」

提督(俺の言葉にイントレピッドは震える手で銃を下げる。ゆっくりと俺を向いた。赤くなった目からは涙がとめどなく溢れ続けている)

イントレピッド「貴方に何ができるって言うの……?どうしたってあの子たちは戻ってこない……こないのよ……うぅ……うぅうううう……!!」ペタン

提督(ぺたんとその場に力なく頽れそうになったイントレピッドを支えてゆっくりと座らせる。イントレピッドは顔を覆って押し殺した泣き声を漏らした)

赤城「違うんです……私が……私が違和感をちゃんと疑問にして聞いていれば……私のせいなんです……私の……っ……ごめん……なさい……」ボロボロボロ

加賀「っ……」ツゥー

提督(赤城が震える声でそう呟く。顔をくしゃりと歪めて涙が零れた。自責の念に押しつぶされている)

提督(そして俯き、歯を食いしばり拳を握りしめている加賀の目からも涙が流れていた。後悔の余りか体が震えている)

提督「っ……!!」ギリッ

提督(俺も、平静を保てなかった。歯が砕けんばかりに噛み締め、眉間に皺を寄せてしまう。アメリカの空母娘たちに大切な艦載機たちを喪わせてしまった)

提督(そして加賀と赤城の二人をこれほどに追い詰めてしまったのだ……何たる様か……殺したいほどに愚かな無能だ……!!)

提督(……その後、俺は銃声を聞いて駆けつけてきた日米の憲兵や士官に事情を説明した。合衆国海軍の空母娘たちはアメリカ軍の憲兵や士官たちに連れられて行った)

提督(そして赤城と加賀は医務室へと移動することになった。精神的に追い詰められ、休養が必要だからだ)

提督(加賀と赤城と一緒にいてやりたかった。だが、俺にはまだやるべきことがある。作戦は続いているのだ)

提督(俺の報告を受けた大本営は俺に対する処分を検討しているだろう。しかし現時点で俺は艦隊の指揮官を解任されてはいないからな)


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