千歌「うぅ……今日も千歌の"コレ"お願いします」ウルウル…ピラ…
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156: ◆wOrB4QIvCI[sage]
2017/10/25(水) 07:30:02.53 ID:7lsRJ2VP0

◇――――◇


曜「千歌ちゃんさ、私がこの前みたいなことで悩んでるとき、私のこと慰めてくれたね」

曜「それが嬉しくてさ……やっぱり、もっと力になりたいって、そう思ったんだ」

曜「ほんとに私に言いたくないなら、言わなくても、いい……」

曜「だったら、私はいつでも側にいるから」


 夜の浜辺で、月明かりの下、そんな風に微笑む彼女は……とても、暖かかった。


 だからこそだよ、なんて言えなくて、私はその暖かさに応えることもできなくて……。


 曜ちゃんの身体にくっついて、ただ、泣くことしかできなかった。それでも彼女は、私の背中をぽんぽんと叩くだけで、何も、言うことはない。


 いつもより、ううん、今までで一番、泣いた気がする。嗚咽が激しくなって、曜ちゃんの服を汚して、私は、それでも叫び続けた。浜に打ち付ける波の音が、私の泣き叫ぶ声を少しだけ小さくしてくれているような気さえした。2人の世界に閉じ込められて、一生を過ごせと言われても、今の私なら喜んで頷くかもしれない。


 怖かった、とにかく、怖かった。善子ちゃんがこれより恐い想いをしたかと思うと、その心中を察しようと思うと……恐怖でそれより先へは、思考が進まない。


千歌「ごめんなさい……ごめんなざい……」

曜「……」ギュッ


 しばらくのあいだ、私は曜ちゃんの腕の中で、叫んでいた。それも少しだけ落ち着くと……曜ちゃんになら、話せるかもしれない、だなんて思い始める。


 ううん、曜ちゃんに話せないのなら、世界中の誰にだって話せない。ここで話さないと、私は……きっと、どこまでもダメになってしまう。曜ちゃんの海のような広い心にいつも私は飛び込んでは、受け止められてきた。そう、昔から何も変わっていないはずなんだ。きっと、きっと曜ちゃんなら、希望的観測の連続の末に、私は泣き腫らした目を、曜ちゃんの青い瞳に向ける。


 そして――。



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