わたしとヒトとアライさん
1- 20
10:名無しNIPPER[saga]
2017/11/09(木) 00:44:49.08 ID:BBRlU/0B0
まずい、殺される。男は命の危機を感じて逃げ出した。

拳銃を拾うという選択肢は捨てた。

利き腕を負傷した事と、拾っている間にまた上から奇襲をかけられたら心臓をやられると考えたからだ。

徐々に胸を締め付ける息苦しさに耐えながらも、全力で落ち葉を踏み、地面を蹴る。

逃げろ、逃げろ、逃げろ。ただそれだけを考えて男は全力で走った。

後ろからアライさんの群れが男を追いかけている。

聞いていた数と違いすぎる。コロニーができているなんて聞いていない。

一人で何とかなる場所ではない。逃げるしかない。

男は全力で走り続ける。止まれば、あの群れが男を殺すだろう。

だがそれは突然の、予想外のものによって阻まれた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
759Res/658.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice