わたしとヒトとアライさん
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26:名無しNIPPER[saga]
2017/11/09(木) 01:09:53.68 ID:BBRlU/0B0
二人はその様子を、車の中から双眼鏡で覗いていた。それほど離れていても、叫び声は彼らの耳まで届いてくる。

男「誰が影川の手先だ」

男「あんなクソ野朗から金貰う位なら死んだ方がマシだ」

男「クソアラ信どもが…あいつらがああいう事をしてっからアライさん被害は一向に収まらねぇんだよ…!」

飼い主「そうですね」

飼い主「男さんも、気をつけてくださいね」

飼い主「わたし達の敵は、アライさんだけじゃないみたいですから」

男「あぁ。君も気を付けろよ。その………」

飼い主「気を付けますよ。男さんと、パスカルがわたしの事を気にかけてくれてますから」

大型犬「ワンッ」

男「そうか」

飼い主「………」

男「…あー、ところで、いつまで見てるのかな?」

飼い主「もうちょっとだけ見てていいですか?」

男「えぇ…あんなの気分悪くなるだけだろ」

飼い主「でも、受け止めなきゃいけない事のような気がするんです」

そこから飼い主は、男の体感時間で少なくとも5分以上はアラ信による処刑を見守っていた。

飼い主「バットか、何かで…顔と、腹を集中して殴って…」ボソッ

イヤホンで耳を塞いでいた男に、そう呟いた言葉は聞こえなかった。


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