わたしとヒトとアライさん
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737: ◆7Yg2t5JHRU[saga]
2018/03/22(木) 21:08:52.67 ID:8SHPzDR+0
そしてタヌキの活動の中に、彼女にしかできないおぞましい活動もある。

それは先程も説明したタヌキの特殊能力。タヌキ一族の伝承であるサンドスターとけものプラズムの応用による変身能力だ。

それを使ってアラ信達は彼女に何をさせるか。

彼らはあろうことかタヌキをアライさんに変身させ、アライさんのように畑を荒らさせたり人を襲わせる。

当然人はタヌキをアライさんと勘違いして反撃に出たり、ハンターを呼んで駆除にあたる。

だがその結果残る死体はアライさんのものではない。力尽き変身が解けたタヌキのものだ。

それを陰で見ていたアラ信達が何を叫ぶか、全て段取りが決まっている。


『やっぱりそうだ。あいつらはフレンズであれば誰でも殺すんだ』


それは治安を乱す一団が一躍正義の集団に化ける魔法の言葉だ。

かつてアライさんを害獣に認定した『特定指定フレンズ管理法案』は『フレンズ虐殺法』という蔑称を付けられ、政権批判の材料として野党に利用された。

この事例は彼らと自分がいかに思慮深く、いかに清く正しく、いかに先見性を持ち合わせているかを証明する証拠となる。

タヌキの命はそれを証明する物的証拠に過ぎない。


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