134: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2017/11/29(水) 18:45:28.30 ID:mtUTyXYl0
「おいキミ」
退社間際、先輩に後ろから肩を叩かれた。唐突な出来事に思わず肩が跳ねる。
「は、はい。自分ですか」
全身に力が入りついおどけたことを聞いてしまった。
「わざわざ肩を叩いたんだぞ。キミしかいないだろう」
彼女は日常的に向けている鋭い視線を僕に送った。彼女のかけた眼鏡が夕焼けに反射して一瞬光る。
(僕今日なにかやらかしたっけ)
身に覚えがない。大したことじゃないなら早く帰してほしい。僕は彼女のことが苦手だった。
入社したばかりの頃から散々小言を言われ続け、もちろん僕にも原因があるとはいえそのせいで早々に退職を考えたほどだ。
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