おくさまはおきつねさま
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223:名無しNIPPER[saga]
2017/12/14(木) 17:33:49.24 ID:jrZsZU9K0

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そのまま年が開けて、桜が舞って、蝉の鳴く季節も通り過ぎ、また食欲の秋を経て……約一年が経過した。

「おかえりなさいです」

「わざわざ出迎えなくてもいいのに。ちょっと歩くだけでも大変だろ?」

「ずっと寝たきりの方が悪いですよ」

「それもそうか。……もう少しだな」

「そうですね。えへへ、たのしみですよぉ」

「また寒くなるし、おなか冷やさないようにあったかくして寝ないとな」

「じゃあ、あなたの手であたためてあげてください」

「そうだなー」

丸くおさまった小さな命に手を添えると、そこに僕の一部が深く刻まれているのが感じられた。それはかみさまからの授かりもの……僕にとって、もう一つの愛おしい存在。



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