あなたの目の前に、ひとりの少女が座り込んでいます。
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340: ◆ALICE2/HGg[saga]
2017/12/25(月) 17:49:27.59 ID:dI0ni80Eo
>>338
 ではあなたは唐傘をその手に持ち、緋色の道を万全の注意で以て進んでいきます。
 道の先は昏く、壁や床の色と併さってまるで夕暮のようです。

 道を進んでいると、室内であるにも関わらずまるで雨のように天井から水滴が零れ落ち、ぽつぽつぽたぽたとあなたを濡らしていきます。
 石畳の道はまだ遠く、その先は闇に覆われています。
 それでもあなたはまだ、道を先に進んでいきます。
 
 周囲は少し薄暗くなり、雨は歩く度に勢いを増し、ぽつぽたぽつぽつぽたとあなたの肩に降りかかります。
 そのうちに足元の石畳も濡れ、滑りやすくなっています。
 道はまだ長く、定期的に立つ鳥居も延々と続いています。

 やがて周囲は足元もよく見えないほどに昏くなり、雨足は強く、ぽつぽたぽつぽたぽたあなたを濡らそうとします
 足元の石畳の所々には水溜りが出来、あなたがそれを踏む度にパシャパシャと音を立てます。
 道の先はまだ暗闇に閉ざされ、鳥居は相も変わらず定期的に聳え立っています。
 あなたが望むのであれば、まだあなたはこの道を歩き続ける事ができます。

>>339
 ではあなたは、緋色の唐傘をよくよく観察します。
 それは緋色の傘布でできた、極めて古典的な和傘です。
 和傘故にそれはそれなりの重量を持っており、雨粒が当たることでぽつ、と音を立て、水滴が地面にぽた、と落ちていきます。
 和傘そのものに対して、それ以上発見できることはありません。


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