4: ◆eXipHdytqM[saga]
2017/12/23(土) 22:30:44.29 ID:EbIRlnaw0
「いらっしゃいませ。貴方は…」
「ああ、どうも」
私はおずおずと頭を下げた。なにしろ、この場にそぐわない人間だという自覚があるのだ。
お辞儀姿勢のまま、そっと男の方を伺う。にこにこと愛想のいい、白髪交じりの男だ。目元、口元の皺が深い。普段からこの表情に慣れているのだろう。本当に人柄が良いか、或いはとんだ食わせ者か。
……おっと、悪い癖だ。
「去年の和平交渉、お見事でしたよ。お陰でウチも潤った」
「よくご存知で。いやはやお恥ずかしい…」
「何をおっしゃいます。貴方様のお陰で、戦争も予想以上に早く終わりました。それに何より、戦いや略奪の中で命を落とすはずだった方々が、こうして未来を得た」
「私は、陛下の御心を偽り無くお伝えしたまで…」
言いながら、私は内心苦笑した。相手が相手なら、己も己だ。美辞麗句、虚言、慇懃。それと多少の真実。全て、私の商売道具だ。
私は、交渉人。衝突が煮詰まった時、最前線に出て言葉で最後の戦いを行う。
「そうですか。……いやしかし、命懸けのお仕事でしょう。ここにいらしたのは、やはり…『癒やし』を求めて?」
「ええ…」
↓1 愛玩奴隷を買う理由
@癒やし
A秘書、助手
B弟子
Cその他、要記述
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