イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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995: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2026/04/02(木) 01:25:59.70 ID:Nhoe3ffG0
…とある日…

提督「……それにしてもずいぶんと頑張ってきたものね」

ライモン「と、いいますと?」

提督「いえ、ね……鎮守府の書類を片付けているとずいぶんと色々あったなぁ、って」棚に収まっている分厚いファイルや処理済みの書類をしげしげと眺めて感心したように腕組みをしている提督……

ライモン「そうですね、提督がいらっしゃってからずいぶんと色々ありました」

提督「ちなみにライモンとしては「色々あって」良かった?」

ライモン「ええ、それはもう」

提督「なら良かったわ♪ ……でも正直、艦隊指揮の経験がない提督が着任してきて貴女たちもずいぶんと不安だったろうと思うわ」

ライモン「いえ……妙に形が出来上がっている方よりもまっさらな提督のほうがわたしたちも馴染みやすいですから」

提督「あら、ライモンったら処女信仰?」

ライモン「そういう意味じゃあありませんっ……!」

提督「冗談よ。それにここで初めてをあげた相手は貴女なんだから……♪」

ライモン「……もう///」

提督「ふふっ♪」

アッチアイーオ「提督、いいかしら? 文書便が来たわ」書類や手紙の入った郵便袋を抱えてやってきたアッチアイーオ……

提督「あぁ、はいはい……それじゃあいつも通りそこに全部出してもらって……」

…秘書艦のアッチアイーオ、デルフィーノ、そしていつものように手伝ってくれるライモンをかたわらに書類を片付けていく提督……執務机の端に軍帽を置いて手際よくペンを走らせているが足もとだけは楽をして、革靴を脱いでふわふわのスリッパのままで済ませている…

アッチアイーオ「燃料・弾薬消費の報告書」

提督「それはこっちに頂戴」

デルフィーノ「今月の水・電気・ガス使用量の報告書です」

提督「それもこっち」

ライモン「管区司令部から施行された新規則の写しが来ました」

提督「後で読むからそこに置いていいわ」

アッチアイーオ「提督の自称「許嫁」からのラブレター」

提督「うえっ……アンナは早く返事を出さないとカンカンになるから『最優先』の箱にお願い」

デルフィーノ「これも提督宛のラブレターです……ひい、ふう、みい……五通ありますね」

提督「これは別にラブレターじゃないわ、同期や知り合いたちと軍の郵便でやり取りを続けているだけで……」

デルフィーノ「でも香水の香りがしますよ?」

提督「それは相手だって女だもの、香水の一つや二つ……」

アッチアイーオ「じゃあ文面も音読できるわね?」

提督「人のくれた手紙を音読させるなんて趣味が良くないわ」

ライモン「ですが、提督はなんでもない手紙ならわたしたちにも読ませてくれますよね?」

提督「あー……とりあえずそういうのは後回しにして片付けるべきものを片付けましょう♪」

アッチアイーオ「そうね、モテる女は大変だものね」

デルフィーノ「早く終わればそれだけ早くお手紙を読んでくれますよね♪」

提督「……今度「近くの町」に買い出しに行くときコーヒーをご馳走するっていうのは?」

デルフィーノ「ケーキもいいですか?」

提督「ええ、いいわ。それで手を打ちましょう」

アッチアイーオ「どうせバレバレなんだし隠し立てしなくたっていいのに、変に律儀なんだから……ま、ごちそうさま」

提督「だって自分宛の恋文を読まれるなんて気恥ずかしいじゃない……///」

アッチアイーオ「はいはい。とにかく書類をやっつけるわよ……」

提督「そうね」


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