270:塔の主 ◆B2ErFCUzdE[sage saga]
2018/01/14(日) 13:59:54.23 ID:NJPTOXdH0
「これは…何かの研究室?」
タワー内部の探索中、プリティーうさちゃんズ一行は数々の実験機材や薬品がずらりと並ぶ奇妙な部屋を発見した。
「薬屋さんと似たような臭いにまじって…魔法薬の臭いもしますね。こんなところで一体何を研究しているのでしょう…」
「ふふふっ♥教えてあげましょうか。ただし、身をもって、だけれど」
部屋の奥、闇の中から聞こえたのは妖艶な女の声。
突如として部屋に灯りがともり、声の主の姿が露わになった。
ゾッとするほどに白く透き通るような肌と輝くような金色の瞳。
素肌に直接身にまとっているのか、黒いドレスのようなローブは豊かな胸と尻の描く妖艶なボディラインをくっきりと浮きだたせている。
「はぁ〜い よくいらっしゃったわねぇ可愛いモルモットちゃんたち。偉大なる大魔術師アルストの工房へようこそ」
アルストと名乗った女は奇怪なレリーフと装飾を施された安楽椅子に腰かけながらこの世のありとあらゆるものを見下し蔑むような視線を向ける。
「だ、大魔術…師?」
大仰な肩書を名乗る女性に眉を顰めるミルキィであったが、彼女の醸し出す雰囲気はどこか不思議な威厳のようなモノを感じさせる。
(それにしてもいきなり人をモルモット呼ばわりとはねぇ…)
「私はミルキィ。旅のレンジャーよ…えっと、いきなり部屋に踏み込んでわるかったわ。
特に用事があったわけでもないんだけど、探索の途中でここに迷い込んじゃったの。邪魔してごめんなさいね…それじゃ」
あまり関わり合いにならないほうが良いタイプであると判断し、一応謝罪の意を示してから部屋から出ていくミルキィたち。
「―あらあら、釣れないわねぇ。もう少しくらい、おしゃべりにつきあってくれてもいいんじゃないかしら」
部屋から出たミルキィに声をかけたのは安楽椅子に腰かけたままのアルストだった。
「な…あんた、今どうやって外…に…」
「―違ういますミルキィ。拙者たちは『外になどでていない』」
ギンガの言葉どおり。部屋から外へ一歩踏み出した『そこ』は今出たばかりのアルストの研究室だ。
「あらぁ、ビックリしちゃった?1000年も生きてるとねぇ、こんなイタズラも覚えちゃうの」
「幻術か、空間を操る魔術か。なんにせよこの女、一筋縄ではいかない相手のようです」
ギンガの気配が変わり、臨戦態勢に入ったようだ。
「や、やるしかないみたいですね…というか、さっき言ってたモルモットってなんなんでしょうか」
「さぁね…私たちを舐めてかかってるのは確かだけど!小動物呼ばわりしたこと、後悔させてやるわ!」
魔女アルストと戦闘に入ります!
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