アライさんのような害獣が生きたいと思うこと自体罪なのだ5
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◆8qmuaCjNUw
[saga]
2018/02/26(月) 01:39:51.50 ID:Zxzir4AI0
ヒュ――ヒュ――
荒れ果てた一面の荒野に少し寂し気な風が吹く。
寂しげな耕作放棄地と朽ちゆく掘立小屋が、ところどころ断線した鉄条網に囲まれながら延々と続く。
白髪のご老人「……」
60代半ばほどだろうか。
長いこと宮仕えしていた者特有の小心さと品の良さが入り混じった特有の空気を身に帯びている。
風に揺れる看板―『共栄農場』―
剥がれかかったペンキが留める『兵どもが夢のあと』
白髪の老人「すまなかったな。カカオ…。ワシ等はまだ若かった…」
老人は、枯れた声でそう呟く。
後悔と悔恨と取り返しのつかなさと―一抹の懐かしさを込めて―
重荷を降ろした立場で…。
ここに戻るまで本当に―あまりにも―長い時が必要だった。
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