29: ◆yg8YDexMUkMB[saga]
2018/03/22(木) 02:12:07.70 ID:rIG0x2R40
「やほ、後輩ちゃん」
「おじゃまします」
いつもと変わらない先輩の家。
······あれが夢だったのかと思えてさえくるほど、彼女はいつもどおり。
「······先輩」
「どうかした?」
「その······」
少しもじついて見せればすぐにのってくる。
「さっそく?もう···♪」
「あ、あのっ」
「?」
「今日は······私が上で、いいですか」
「積極的ね」
「······」
今しかない。
私は嬉しそうに笑う先輩の顔に手を添える······ふりをして。
最後に質問した。
「先輩、こないだ···他の子とキスしてましたよね」
夢であってほしいと願いながら。
「えっ······」
「見ちゃったんです」
「······そっか。見られちゃってたか」
表情も変えない。
この人は。
「____ッッッ!!!!」
「!? っ······!」
涙で目が霞む。
「どうして!私をこんなに虜にして、なんでそんな!!」
「まって···ちが、ぎゅっ!?」
何分過ぎたろうか。
力を緩めた。
「·········はぁっ、はぁっ」
先輩の横に顔を埋める。
「······こうはい···ちゃ···」
「ひっ!?」
「·········」
「······なんて?何て言ったんですか?」
「············」
「聞こえない___ひゃっ!」
寄せた私の耳をぺろりと舐めあげ。
今度こそ······先輩は。
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