あなたが目を覚ますと、見知らぬ天井が広がっていた。
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25: ◆ALICE6.PAk[saga]
2018/03/08(木) 12:55:02.20 ID:SLggp9pA0
>>24
 ではあなたは物言わぬ骸から外套とカンテラを剥ぎ取ると、それを自分の手にもつ。
 これであなたは折った麻布と手記を小脇に抱え、カンテラと外套をそれぞれ片手ずつに所持したことになる。
 このままでは両手の動作に極めて障害を発生させることは想像に難くない。
 あなたはこれらの道具を身につけるか、何らかに収納するか、或いはそれ以外の用途を見つける必要がある。
 勿論、この場で捨て去っても構わない。

 外套は柔らかな綿布で織られており、本来であればとても優秀な防寒着として用いる事が出来たのだろう。
 しかしそれは到るところが解れ、穴が空き、破れている。
 これを着用するとしても、僅かに寒さがマシになる程度なのは見て明らかだ。
 カンテラはあなたが手に持つと、取っ手越しに柔らかな温かさが感じられる。
 火は薄ぼんやりと灯り、橙色の輝きを発している。
 油入れを見れば、そこに油は存在していない。にも関わらず、カンテラは未だに灯りを灯し続けている。
 とはいえカンテラ自体は極めて劣化しており、そう長く使い続けていく事は難しいだろう。

 あなたはそれらを回収すると、再び骸に目をやり、他の所持品について詳しく調べる。
 骸から外套を剥げば、外套の内側から、いくつかの道具や食料が転がり落ちてくる。
 それらのうち、乾燥保存された食料は既に全て劣化しており、元の食材が何だったかすら判然としない。しかし勿論あなたはこれらの食材を、果敢にも口に入れることができる。
 黒ずんだ食材とともに落ちてきたのは、皮で出来た簡素なベルトと、そこに引っ掛けられた革のナイフポーチだ。
 何れも劣化しているが、外套の中で保存されていた為か、他の道具と比べると劣化の具合は穏やかに見える。
 ポーチには1本の、鉄でできた簡素な短剣が収められている。短剣は刃が削れ血糊が固まっているが、まだ辛うじて使うことはできるだろう。
 あなたはこれらの道具をここに置いて去る事も、或いは回収して持ち歩くこともできる。


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