あなたが目を覚ますと、見知らぬ天井が広がっていた。
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◆ALICE6.PAk
2018/03/08(木) 14:06:19.27 ID:SLggp9pA0
>>26
手に入れた外套を身に纏う。襤褸の綿布は決して防寒性能は高くないが、寒色の外套は周囲の暗闇に溶け、あなたの姿を敵の視線から隠してくれる。
ベルトを腰に巻くと、そこに革のナイフポーチを引っ掛ける。ポーチからは短剣の心強い重量が感じられる。
あなたは望むのであれば、更に革のベルトに麻布と、カンテラを引っ掛けて進むことができる。
ただしベルトにそれらを掛ける場合、緊急の際に即座に取り出すことができなくなるのは留意すべきだろう。
或いはそれらをベルトに掛けず、手に持っても良い。その場合、片手が塞がってしまうことは容易に想像できる。
手記は爪やそれに類するものがないために、ベルトに掛けることはできない。もしこれを持ち歩くなら、小脇に挟んで持ち歩けるだろう。
どの道具をどのように持つかは、あなたの判断次第だ。
あなたは道具を整理した後、慎重に橋を進んでいく。
裸足のまま歩く石煉瓦は冷たく、乾いた音を微かに響かせる。
何歩か歩いても、周囲に変化が訪れる様子は無い。
静寂の中、あなたの足音とナイフポーチが揺れる音、そしてカンテラの燃焼音だけが延々と続く。
やがて橋も半分に至った頃、あなたは向かい側の果てに、両開きの石の扉があることに気付くはずだ。
扉は先程あなたが出てきた扉よりも一回り大きく、石で装飾がなされている。表面には何か画らしきものが刻まれているようだが、ここからでは見えない。
そしてあなたが足を進めようとした時、不意に右手側、あなたの顔の右上辺りから「やあ」と声がする。
あなたが声の方へ振り向くのであれば、そこにはひとつの人影が浮いていた。
全長は30cm程だろうか。人間の子供を、そのまま尺度を小さくしたかのような外見。尺度の違いさえ考えなければ、年程は10歳程度に見える。中性的な外見だが、どちらかというと女性だろうか。
短くざっくばらんに切られた髪は、透けるような翡翠。若葉色のワンピースを身に纏い、好奇心の強そうな瞳はエメラルドグリーンの輝きを帯びている。
背中には蝶にも似た大きな半透明の羽が生えており、緑色に輝く粒子を散らしながら、微かに振動している。
「こんにちは。こんなところにニンゲンさんだなんて、珍しいね」
好奇心に満ち満ちた瞳で言って、小人は宙に漂ったまま笑った。
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