ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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526: ◆b0M46H9tf98h[saga]
2021/04/06(火) 02:02:08.10 ID:Io7FB9gI0
caseちせ×ベアトリス「The sleep giver」(眠りをもたらすもの)

…とある日・メイフェア校の庭園…

ドロシー「さてと、今度はちょいと特殊な任務だ……風変わりと言ってもいい」

ベアトリス「風変わり?」

ドロシー「ああ……」

アンジェ「そして今回はちせ、ベアトリス…貴女たち二人が任務成功のための鍵となるわ」

ベアトリス「私が、ですか?」

ちせ「ふむ…?」

ドロシー「まぁ、それだけじゃあ分からないよな…詳細の説明に入ろう」

ドロシー「……今回の任務は、王国の情報機関が資金源の一つとしている「赤い花」の密輸・販売の元締めを探し出すのが目的だ」

ベアトリス「赤い花…ですか」

ドロシー「そうだ……」


…以前のケースで親しかった同期を失った苦い思い出の原因でもある「薬」絡みの任務とあって、一瞬だけ暗い表情を見せたドロシー…


アンジェ「…知っての通り、例の「赤い花」の実を傷つけると白い乳液状の汁が出る……それを精製した「樹脂」や「粉」には中毒性があるけれど、王国は商社を操りそれをインドで大量生産しては清国を始めとした極東で売りさばき、多大な利益を得ている」

ちせ「それが例の「三角貿易」じゃな」


アンジェ「その通り。そして王国情報部を始めとした諜報機関は自分たちで作った偽装の商社を通じて私的、かつ秘密裏に「赤い花」の取引を行なって自分たちの自由になる…しかも豊富な活動資金を手に入れ、同時に尋問に際して「粉」を使って情報を吐かせたり、情報を売り渡してでも「粉」が欲しくなるようそそのかして中毒患者にしたりする」

ドロシー「それで……だ、ここロンドンでは最近こちらの情報提供者に対して転向をうながすため、そうした「ラブコール」が新たに行われている事が分かっている…幸いなことにまだ被害は確認されていないらしいが、いつ深刻な影響が出るか分かったものじゃない以上、放っておくわけにはいかない」

アンジェ「しかしロンドンにおける輸入ルートや販路を調べようにも、誰がそれを主導しているのかが見えてこない……」

ドロシー「そこでお前さんたちにはとある場所に潜入してもらい、その人物につながりそうな「ネタ」を探り出してもらう」

アンジェ「……幸いにして、以前こちらに転向させた「ワイルドローズ」が手がかりになりそうな情報を持っていた」

プリンセス「ワイルドローズ…それって確か、前にアンジェのことを尋問した…」

アンジェ「尋問っていうほど洗練されてはいなかったけれど…まぁ、そうね」

ドロシー「何だかんだで、壁の向こうでもそれなりにやっているらしいな……」

アンジェ「そのようね……まぁ、そんなことはどうでもいい。とにかく得られた情報を吟味した結果…ベアトリス、そしてちせ…貴女たちが適任ということになった」

ベアトリス「わ、私ですか…?」

ドロシー「ああ、そうだ……それとちせ」

ちせ「なんじゃ?」

ドロシー「この任務が上手くいけばそっちの国にとっても有益な結果をもたらすはずだ……無理にとは言わないが、協力してくれると非常にありがたい」

ちせ「うむ…承知した」

ドロシー「助かる……今回は少しばかり毛色の変わった任務になるが、肝をつぶすなよ?」

ベアトリス「はい」

………

…




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