ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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[sage saga]
2023/02/12(日) 01:24:29.32 ID:9pIVHMv10
…数年前・ファーム…
ドロシー「……ふぅ///」
パープル「とっても素敵だったわよ、ミス・ドロシー……久しぶりにぞくぞくしたわ♪」
ドロシー「それなら良かった……」
パープル「あら、本当にそう思っているのよ?」
ドロシー「信じますよ、でも教官と比べたらまだまだ……」
…暖炉の火だけが暖かく燃えている部屋の、綿雲のようにふかふかなベッドで裸身を横たえているのはドロシーと、教官の「ミス・パープル」……ハニートラップとその対処法を教えるミス・パープルはぞくぞくするような甘い声と細やかな気づかい、それに身体中を骨抜きにするような絶妙なテクニックを持っていて、ベッドの上ではどんな教官よりも手強い……ドロシーも色仕掛けに関しては決して劣等生ではないのだが、パープルの軽い愛撫やついばむようなキス、それどころか軽いささやきだけで身体の芯がうずき、生まれたての子鹿のようにひざが笑ってしまう…
パープル「パープルって呼んで。せめて二人だけの時くらいは「教官」なんて呼びかたはしないでほしいの……///」柔らかでしっとりした身体を寄せると、耳元でそっとささやいた……
ドロシー「う……はい(くそっ、この声を聞くだけでまた濡れてきやがる……っ///)」
パープル「良かった……ところで、貴女の好きな物は?」クィーンサイズのベッドで寝転がり、ドロシーの髪を軽くもてあそびつつふと尋ねた……
ドロシー「好きな物?」
パープル「ええ。せっかくだから今度用意しておいてあげるわ」
ドロシー「好きな物、ねぇ……それじゃあシャンパンとチョコレート、それにふかふかのベッドってところかな♪」
パープル「ふふ、それが嫌いな人なんていないわ……それじゃあ嫌いな物は?」甘えるようにしなだれかかり、くすくす笑いながら尋ねた……
ドロシー「嫌いな物……生魚かな」
…なにか「引っかけ」があると用心していたドロシーは向けられる質問をことごとくはぐらかすつもりでいたが、日頃の訓練所生活では味わう事のない上等な食事と香り高いブランデー……そして教官が与えるとろけるような悦楽と、くらくらするような甘い匂いで判断力を鈍らされていたドロシーはつい口を滑らせた…
パープル「ふふっ……まぁ、おかしい♪」
………
…
ドロシー「それで、そんな質問をされたことさえ忘れたある日、不意に教官から呼び出しを受けるんだ……」
………
訓練生「……呼び出しだなんて、なにかやらかしたんじゃないの?」
訓練生B「きっとあれね、なにか手抜きでもしたんでしょう」
ドロシー「いいや、まるっきり覚えもないね……とにかく行ってくる」
…教官室…
シルバー「よく来たね。 さ、座ってくれたまえ」
…ドロシーが英文法と文学を受け持つ銀髪をした初老の教官「ミスタ・シルバークラウド(シルバー)」の部屋に入ると、シルバーは椅子に腰かけるよう勧めた……パイプの煙の匂いがしみ込んだ室内には大きな本棚があり、机の上にも辞書や筆記用具が所狭しと積み上げてある……シルバーはいつも愛想がよく物腰も丁寧で、難しい文章やラテン語の課題を山ほど出すことを除けば訓練生たちから好かれていた…
ドロシー「どうも」
シルバー「最近はどうだね? よく眠れるかな?」
ドロシー「おかげさまでぐっすりですよ」
シルバー「それは結構。睡眠は大事だからね……訓練はどうかね?」
ドロシー「どうにかこなしています」
…わざわざ呼び出されたわりにはさしたる話があるようでもなく、雑談程度のとりとめもないやり取りがしばらく続いた……雑談を交わしながらしばらくすると、時計の針が正午を指した…
シルバー「おやおや、もうこんな時間か……ところで、昼食はまだだろう?」
ドロシー「ええ、まぁ……」
シルバー「それじゃあここで済ませていきたまえ。せっかく来てくれたのだからね」口元にえくぼと笑いじわを浮かべ、にこにこしながら机の上をどけた……
ドロシー「ごちそうになります」
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