8:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 11:19:17.85 ID:mynlHTR/0
お洒落な傘をさした貴女は雨の降る街を軽やかに歩いていた。
貴女は小さな街ではあるものの領地を与えられた貴族の一人娘であり、恵まれた容姿も手伝って常に薔薇色とも言える人生を歩んでいた。
周囲は貴女を褒め称え担ぎ上げる、なんの不満もない生活を生まれて以来ずっと約束されている。
今だって使用人兼ボディガードの男を1人連れて街で気ままにショッピングだ。
「あら、丁度いいわね」
ふと、雨にも関わらず開催されている奴隷市場が目についた。
「……行かれるんですか?」
「ええ、使用人ならそこそこいるけど奴隷は持ってないじゃない私って。あまり気にした事はないけど貴族って大体持ってるんでしょ」
52Res/17.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20