19: ◆/87jeglEwfUL[sage]
2018/03/31(土) 20:52:46.20 ID:T40RhOzB0
俺は、理解が出来なかった。
必死に意味を考えているところに、友人が続けた。
友人「実家が荒らされてさ、両親と祖父母が殺されたんだ。」
衝撃的だった。
そんな素振りを一度も見せたことが無かっただけに、驚きを隠せなかった。
俺「いつ...なん、だ?」
友人「3年前だよ。ほら、夏に遊ぼうって言って、俺がブッチした時。」
そんなことは知らなかった。
こいつは人気者だから、色んな所から声を掛けられて、時間を過ごしていたのかと思っていた。
いつも週末は遊んでいたから、長期の休みぐらいは特に気にしていなかった。
友人「お前はさ、こまめに連絡してこないだろ?」
確かに、俺は他人との交流が極端に無い。
他人に関心が無いのかもしれない。
友人「あん時は、それで助かったよ。気持ちの整理も出来てさ。」
俺「そういえば、弟と妹がいる、って言ってなかったか?」
友人「弟は短大に通ってて一人暮らし、妹は友人の家でお泊り会。」
俺「無事だった、のか?」
友人は小さく頷いた。
友人「実家を襲ったと思われるアライさんは、猟友会に殺処分されたって聞いた。」
友人「でも、俺の心は納まらなかったんだ。」
友人のハンドルを握る力が強くなるのを感じた。
友人「だから、俺は猟師の資格を取って、アライさんを狩りつくすことを決めたんだ。」
俺「免許は?」
友人「2年前に取ったよ。」
俺「復讐、なのか?」
友人は小さく頷いた。
俺「アライさんを狩りつくしたら、どうするつもりだ?」
友人「まだ、分からねぇよ。」
俺「そっか。」
やっぱり、友人とは住む世界が違うんだな、と改めて実感した。
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