202: ◆/87jeglEwfUL[saga]
2018/05/02(水) 21:01:01.47 ID:fP1dLGro0
その時だった。
ズボンを引っ張られる感覚があった。
俺「何だ?」
俺は足元を見た。
アライちゃんF59「うゆ? ひとしゃん、どうしたのりゃ?」キョトン
足元にアライちゃんがいた。
大量に見れば蠢いて気持ち悪かったが、1匹だけならそうでもない印象を受けた。
よく見ると、額に「59」と書かれていた。
俺「この額のは何だ?」
俺はしゃがんで、アライちゃんの額を触った。
友人「これな、識別番号のようなものさ。」
俺がしゃがんだのを見て、友人もしゃがんで説明をしてくれた。
俺「これ、書いたものじゃないな。」
アライちゃんF59「くしゅぐったいのりゃ!!」ケラケラ
友人「まぁ、焼き印だからな。」
俺「マジか。」
そこで俺は気付いたことがあった。
俺の手を払いのけようとしているアライちゃんの手を見たところ、親指以外の指が無かった。
俺「指が無いな。」
アライちゃんF59「これ、わるいひとしゃんにとられちゃったのりゃ...」ウルウル
友人「客に危害を加えないようにするための処置ってやつさ。」
友人が説明してくれる中、疑問に思ったことがあった。
俺「そういえば、お前ってこの場所って大丈夫なのか?」
そう、『アライさんは完全悪』といった人間だ。
このコーナーは相当堪えているに違いない。
友人「まぁ、確かにイライラしてるよ。 でも、別エリアで憂さ晴らしが出来る、って考えたら、多少の我慢はできるさ。」
友人はアライちゃんをじっと見つめながら、そう言った。
アライちゃんF59「ひとしゃん、イライラしてるのりゃ?」
アライちゃんF59「だったら、アライしゃんのしっぽのリャンスをみて、げんきをりゃすのりゃ!」キャッキャッ
そう言うと、アライちゃんは向きを変えてこちらに尻尾を向けた。
アライちゃんF59「のりゃ♪ のりゃ♪ のりゃ♪ のりゃ♪ のりゃ♪ のりゃりゃ♪」シッポフリフリ
その様子を見て、俺はメトロノームしか出てこなかった。
いや、向きが逆か。
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