345: ◆sUA3cfRxvJjG[saga]
2018/07/31(火) 22:16:05.40 ID:2b7jK1AR0
そういえば、ジョンがまた静かな気がする。
ジョンの姿を探すと、なにやら回りのスタッフに指示を出していた。
しかも、ステージ中央では勝者であるはずのアライさんが倒れている。
俺「あれ!? あのアライさん勝ったはずなのに倒れてる!」
俺は思わず身を乗り出してしまった。
友人「まぁ、落ち着け。」
俺「お、おぅ。」
友人に宥められ、俺は席に座った。
友人「あれは麻酔銃で眠ってるだけだ。」
俺「そうなのか?」
友人「罰ゲームをモニターに映して観客の気をそっちに集中させてるうちに、次の準備をするんだよ。」
俺「それがあれか?」
俺はステージを指して確認した。
友人「そうだよ。まず、勝者のアライさんを麻酔銃で眠らせて、その子供が入った檻に再度ガスを投入する。」
友人「そんでもって、ステージのアライさんを檻の中に運搬する、ってわけだ。」
俺「じゃあ、その時に敗者のアライさんも運び出すのか?」
友人「ほら、あれ。」
友人が指した先にはブルーシートに包まれた「何か」が運び出されていた。
友人「あれが敗者のアライさんだよ。」
俺「あんな方法で運び出すのか。」
友人「ここはまだ機械化が進んでないから、大体人力なんだよ。」
俺「敗者を運び出したり勝者を眠らせたりで、大変なんだな。」
友人「スタッフの作業のおかげでこのショーが成り立ってるんだよ。」
ジョンを含めたスタッフも大変な思いをしてるんだな。
次の準備のために動き回るスタッフからモニターに目を戻し、再度アライちゃんの悪足掻きを見ることにした。
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