淫魔の国と、こどもの日
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1: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/07(月) 23:05:15.20 ID:QqWy6NJ20

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勇者(……なん、だ。……苦……暑い……)

ある朝目が覚めると、すっぽりと、頭まで毛布の中に潜り込ませていた事に気付いた。
息苦しさに悶えながら跳ねのけようとするが、毛布は異様なほどに重くて、
寝起きの入り切らない筋力を駆動させてようやく少し持ち上がる程度だった。
まるで、水をたっぷり含ませでもしたかのように――――重すぎる毛布が、吸気を妨げてくる。
容赦ない重さが体に圧し掛かり、肺の中の空気が失われて行く。

勇者(誰か、上に乗って……抑えつけてる、のか……? サキュバスB? いや、それとも……)

更に、シーツに手をついて、背筋を使って持ち上げるようにするとようやく毛布が浮いた。
その拍子に口を開けたと思しい方向から、冷たく新鮮な空気が、暑苦しい毛布の中へ流れ込む。
その空気を逃すまいと吸い込み、そちらの方向へ這い進むと――――毛布ともシーツとも違う質感へ、鼻面が行き当たった。




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