9:名無しNIPPER[saga]
2018/05/28(月) 22:30:23.55 ID:mGfU++ZTO
P「それじゃ、いただきます」
楓「どうぞ、召し上がれ?」
P「で、その前に、乾杯」
楓「かんぱーい?」
(チン、小気味良い音を皮切りに同時にグラスを煽る。完璧な配分で供された泡を突き抜けよく冷えた金色の波が打ち寄せ、舌がキリッとした苦みに浸される。業務以外では久しぶりの酒精が、喉に詰まっていたわだかまりごと、腹の底に落ちて行く)
P「ごく、ごく……ふぅ」プハー
(ひとしきり喉を鳴らし、グラスを置く。大げさな物言いだが、久しぶりに深呼吸した気がした)
楓「んく……ん……ふぅ……あら、良い飲みっぷり、もう全部飲んでしまわれたんですか?」
P「あ、ホントだ……思ったよりもアルコールに飢えてたみたいだ。しばらく、付き合いばっかりだったからなあ」
楓「……おかわり、お持ちしましょうか?」
P「ええ、おねがいします」
楓「はい、喜んで」
(今のやり取りのどこか一瞬――サブリミナルのように――彼女は見たことのない表情になった気がした。が、それを確かめる間もなく、次の瞬間には、いつもの柔和な頬笑みがあった。その彼女に、空になったグラスを差し出した)
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