6: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2018/06/03(日) 00:28:59.62 ID:M53HAJkU0
火の止まったガスコンロは、もう冷め切ってました。……しんみりした空気になっちゃいましたね。でも、気まずくなんかなかったです。何年も積み重ねていた思いを、ようやく届けられたんですから
ああ、でもまだですね。私の思いは「感謝」だけではないですから。ずっと一緒にいて、積み重なっている想いなんて、私の中には他にもあるのです。私がガラスの靴を履くまでに、出来上がっていた想い。それは、私達がアイドルとプロデューサーと言う関係では、許されないものあるのですが
私は、視界の端にあるプロデューサーさんの手を掴みました。
「……?」
そのままプロデューサーさんの方にすり寄って、近づいて、ゆっくりと押し倒しました
横向きに倒れたプロデューサーさんの上に、馬乗りになる形。
そんな彼の耳元で、私は、思いをぶちまけました。今だけは、二人っきりの今だけは、アイドルでもウサミンでもない、「安部菜々」として扱って欲しいと。
男と女として、今晩だけはいさせて欲しいと。
プロデューサーさんは、そんなアイドル失格な私のお願いを、腕を伸ばし抱き締める形で応えてくれました。
日付は、いつの間にか変わっていました。
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