アライちゃんのいる日常5
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219: ◆19vndrf8Aw[saga]
2018/08/03(金) 19:36:08.91 ID:r23DoIbKO
野良アライちゃん3「うゆぅ…うゆぅうぅっ…おかーしゃんっ…」グスグス

たくさんのアライちゃん達(大部分は死骸)と箱に閉じ込められている野良アライちゃん3は、母親と過ごした日々を思い出していた。

野良アライちゃん3「おがーしゃん…たしゅけてぇ…!おうぢ…がえりだいぃっ…」シクシク

野良アライちゃん3は、母親から無理矢理インターンシップへ向かわされた。

拒否すると物凄い剣幕で怒られ体罰を受けるため、インターンシップに行かざるを得なかった。

しかし。

野良アライちゃん3「おうぢ…がえりだいいぃいっ…!」シクシク

本当は、インターンシップなど行きたくなかった。

本当は、もっともっと大好きな母親に甘えたかった。

毎晩毎晩、強烈なホームシックにかられていた。

許されるならすぐにでも、母親のもとへ戻りたかった。


そう思うのも無理はない。

野良アライちゃん3は、言葉こそ喋れても、赤ちゃんなのである。

母親が恋しくならない赤ちゃんなどいない。

その肉体や、知能は、明らかに。
誰の助けも借りず自立することなど、不可能なほど幼いのである。

膝をついたヨチヨチ歩き(人間でいうとこのハイハイ)は、野良猫から逃げ切れないほど遅く、ネズミを捕まえられないほど遅い。

アライちゃんの肉体は、とにかく…
とにかく貧弱この上ない。
鋭い爪と牙以外、武器などないのである。


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