【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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234: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2018/08/19(日) 01:08:48.69 ID:BpdQjePoo

夏凜「撤退……ね」

みんなを信じているとはいえ、これはある意味一か八かの賭けだった

真逆の考えを持つ可能性は少なからずあるし、

それを考え裏を読んだ行動に移る可能性も十分にある

人間なのだから当然だ。

その場合は一部撤退、一部残留の地獄絵図になることだろう

しかし、それでも夏凜が撤退を決意したのには理由があった

一つは、最初に命令した「撤退優先」というものがあること

一つは、自信があってもそれは決して慢心ではないこと

一つは、ここに天乃が存在していないこと

夏凜「それと……全員の足並みがそろってるってこと」

夏凜は撤退しろと言いつつ、その場にとどまるような動きをした

なのに、全員がそれに合わせるように動いてきたのだ

それはある意味、夏凜=勇者部と言っても過言ではない

全員が撤退可能圏内、護衛対象は離脱済み

それゆえに

夏凜「この場に居座る意味も義理もないってことよ!」

夏凜は蠍座の動きを警戒しつつ、一瞬の間をおいて身を翻し全力で逃走を図る

二つ手前に足場にした部分が抉られるような爆音が響く

夏凜「振り返るな――走れぇッ!」

自分に、そして確実に周りにいる勇者部へと、夏凜は声の限り叫んだ


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