【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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507: ◆QhFDI08WfRWv[saga sage]
2018/10/28(日) 14:32:58.00 ID:ebiR7i2Mo

東郷「……やっぱり、起きてますね」

天乃「東郷……」

カーテンの隙間から顔を覗かせた東郷は

心配とうれしさをかみしめた声色で言うと、すっと中に入ってきた

天乃が芽吹達のことで悩んでいることの心配と

芽吹達のことで悩んでくれているうれしさがある笑みを携えて。

東郷「説得するって答えを出して、あとはもうお任せします。なんて器用さは久遠先輩にはありませんから」

天乃「不器用で悪かったわね」

東郷「本当です。もっとも、私も人のことを言えた義理ではありませんが」

人のためにと尽くし、自分を犠牲にしてしまう不器用さ

しかしそれは自分にも痛いことだと東郷は苦笑いを浮かべながら、椅子に腰かける

今のような関係が紡げていないとか

あるいは、今いる誰かがいなかったりとかしたとき、

果たして、自分はそんな不器用な考えを持たずにいられただろうかと思う

東郷「もしも久遠先輩がいなければ、私はきっとものすごく大変なことをしていたと思います」

天乃「どうして?」

東郷「もしも久遠先輩がいなかったら、私には友奈ちゃんしかいなかった。友奈ちゃんしかいなかったら、私は傷ついていく姿を見ていることなんてできない」

以前にも言ったが、

天乃がいたことで早期に発覚したからこそ軽微で済んだ満開の秘密だってそうだ

後々に知ることになっていたら、それこそ反抗の理由となっていただろう

東郷「壁だって、本当に壊していたかもしれません」


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