【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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56: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2018/07/29(日) 23:21:41.18 ID:m7HAhXX6o

友奈から強い敵意は感じなかった

しかし、その拳が確実に自分に向かってくるということも安芸は感じていた

殺すほどの力は出さないとは思う

けれど、殺してしまうことも視野に入れているような気がした

「……条件は同じ、ですか」

自分たちが久遠天乃という犠牲を認め、甘んじているのと同じように

勇者たちは安芸や神樹様、世界の犠牲を認めているのだ

違いがあるとしたら、出来得る限り犠牲を失くそうとしているのか、あらかじめ犠牲を出すことを確定させているかの違い

言葉にしてみれば、ほんの些細な違いだ

「ですが、結城様。大赦は認めません。貴女方の行いは反逆行為として厳しく取り扱われることでしょう」

勇者に接触する久遠家という存在は、

文字通りの毒として扱われ、隔離されることになるかもしれない

だが……それは結局

世界への反逆が、大赦への反逆となるだけでしかない

安芸は友奈に一礼すると車に乗り込み、車が通れるように道を開けて止まる

「……どうぞ、自らの行いが妨げようとしていること、その罪をその身に感じ、瞳に焼き付けてきてください。考えも変わるでしょう」

友奈「…………」

悲しさと、辛さと苦しさと

見たくはなかった、感じさせたくはなかったものを感じさせ

その何よりも思いであろう罪を感じたことのある友奈は、

安芸の最後の抵抗のような一言に怯えるようなそぶりは見せなかった

友奈「久遠先輩に託されたんです、どんなものがあったとしても私達の考えは絶対に変わりません」

そしてはっきりと、自分の意思を述べたのだった


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