ヒッパー「あんたがアズールレーンの指揮官ね?」 指揮官「っ……いかにも」
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76:名無しNIPPER[saga]
2018/08/06(月) 09:26:13.10 ID:oBOwMWk80
指揮官(抱き起こしたヒッパーは力なくぐったりとしている。抱えながら仰向けにさせた。制服が真っ赤に染まっていく)

指揮官(白く細い喉元が丸見えになっていた。頭が重力に引かれるままに仰け反ってしまっているのだ)

指揮官(開かれた口からも、鼻からも呼吸を感じられなかった。半分閉ざされているエメラルドのような双眸には光がない)

指揮官(瞳孔が開ききっていた。とめどなく溢れてくる血も、体もまだ温かいのに、ヒッパーはもう息絶えていた)

オイゲン「ふふ……ふふふふ……あはははははははは!!」ツゥー

指揮官(涙を流しながら狂ったように嗤うオイゲン。目を見開いて狂気の形相を浮かべている。その目は暗く濁っていた)

指揮官(琥珀の瞳はまるで蜂蜜の底なし沼のようにねっとりとしており、捉えたものを決して逃がさず溺死させようとしているようだ)

指揮官(かつて好きだった彼女に、しかし今、俺は殺意に近い憤怒を抱いている。俺はヒッパーの遺体をそっと横たえ、オイゲンに詰め寄りながら声の限り叫ぶ)

指揮官「なぜ殺した!?オイゲン!!なぜだ!!」キッ

オイゲン「何故!?もちろんそれが敵だからよ!!そうでしょう、指揮官!?私たちはアズールレーン!!それはレッドアクシズ!!目を覚ましなさいよ指揮官!!」キッ グッ ドガッ

指揮官(だがオイゲンは、愛するものを殺されて激昂する俺に劣らないほどの激情を込めて怒声をあげた。引き絞った拳、俺はオイゲンに殴り飛ばされる)

指揮官「うぐっ!?つぅ……!!」ドサッ

オイゲン「はぁ……はぁ……っ……全部悪い夢だったのよ、指揮官。少し休みなさい。そうすればきっと私たち元に戻れるわ」ジッ

指揮官「ぐぅっ……」

指揮官(聞こえたオイゲンの声はぞっとするような冷たい声だった。暗転していく視界。涙を流しながらじっと俺を見下ろすオイゲン)

オイゲン「だって……邪魔者も泥棒ネコももういないもの!!最高の気分だわ!!うふふ……あはははははははは!!」

指揮官「オイ……ゲン……」ガクリ

指揮官(気が遠くなっていく中、最後に聞こえたのはオイゲンの狂気の、しかしどこか物悲しげな笑い声だった)

END


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