429: ◆O3m5I24fJo[saga]
2019/04/14(日) 21:32:54.78 ID:kx/kzcQp0
勇者「な、なんかいい思い出ねえの……?」
魔王「そうだな……幼い頃、父からはよく頭を撫でられた」
魔王「その手の大きさに俺はいつも憧れていた」
魔王「いつか父のように偉大な魔族になることが夢だったな」
勇者「過去形なのかよ」
魔王「人間の血が混じった俺ではな……だが、父から教わった魔族の、魔王の誇りは今でも忘れてはいない」
勇者「ふうん」
魔王「母からは人間の民謡や物語を教わった」
魔王「魔族のものとは性質の異なる話から、よく似たものまで、様々だった」
魔王「俺は母の話を聞いて、いつか人間と友達になりたいと思った」
魔王「よく似た物語があるのなら、きっと心の在り方も似ていて、わかり合える日が来ると信じた」
魔王「それに、母も魔族と人間の争いがなくなることを望んでいた」
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