15:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:52:31.73 ID:NkWRa24sO
薄暗い空の下、傘を差して昇降口から校門へ向かう。
空気は冷たく重いものの、ぱらぱらと傘に雨粒が当たる音は耳に心地よい。
...前言撤回。雨もたまには悪くない。
少しくらい気分を重くしてくれないと、浮かれきった私の心を自分でも抑えられなくなってしまいそうだから。
不規則な雨粒の音を聞いていると、浮ついた気持ちも少しは落ち着いてきたような気がする。
このぶんなら、事務所に着く頃にはいつもの私に戻れる。
...戻れてしまう、捻くれ者の私に。
57Res/26.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20